こんにちは!Runba(@manga_Runba)です♪
本日発売の週刊少年ジャンプ創刊50周年記念号で、「BLEACH」の久保帯人先生の新作読切「BURNTHEWITCH(バーン・ザ・ウィッチ」が掲載されました!
読切では異例の62ページという新連載の1話並みのページ数
読後の感想としては、やはり…半端なく面白い!
だって読む前から分かってましたもん。絶対面白いやつやん…って。正直なところ、これを連載にしない手はないですよジャンプ編集部さん!
Twitterで「ラブコメ描いたよ」という告知があったので、まったく予想のつかない新しいジャンルといった感じでワクワクしていましたが、読んでみるとただのラブコメではない、久保帯人先生らしいバトル要素もファンタジー要素も強い作品になっていました♪
— 久保帯人 (@tite_official) June 28, 2018
- 魔女
- ドラゴン
- リバースロンドン
という3つのキーワードということで、本作を簡単に説明すると…
ロンドンで全死因の72%もの割合を持つ、一般市民には見えない異形な存在のドラゴンを裏のロンドン(リバース・ロンドン)の住人である魔女(ウィッチ)の主人公らが退治するお話。
主人公に恋する男子を物語に絡めることで、しっかりとしたラブコメに仕上がっています♪
シリアスな展開だけではなく、時折クスッと笑える暗過ぎない作風が最高です!ドラゴンという、ドラゴンらしからぬ姿の化け物という敵の存在も魅力的すぎる♪
それではさっそく詳しくあらすじと感想をまとめていきたいと思います!
読切「BURNTHEWITCH」あらすじ・感想まとめ
制服が好きだ 私が何者であるかを誰にも証明しないで済むからだ(読切「BURNTHEWITCH」から引用)
さっそく冒頭からオサレなセリフで始まった物語。
主人公新橋のえるに恋をして「今日こそはパンツをみせてもらうぞぉおおお」と飛びかかり、ボコボコに返り討ちにあう男子高校生のバルゴ。
ノエルは、バルゴに電話ボックスからリバース・ロンドンへ向かう様を見られてしまいます。
荒ぶるドラゴンは人を害す それを防ぐ為にはドラゴンの管理が必要だが表ロンドンの住人はドラゴンの姿を見ることができない それができるのは『リバース・ロンドン』ロンドンの裏側に拡がるこの街の住人だけだ (読切「BURNTHEWITCH」から引用)
ロンドンの全死因72%にまで影響するドラゴン。そのドラゴンを保護したり管理したりするのがリバース・ロンドンの住人の役目みたいです。
そしてノエルが所属するWB(ウイング・バインド)もリバース・ロンドンの自然ドラゴン保護機関の一つ。
見開きに登場した金髪の少女ニニー・スパンコールは、ノエルと同じWBの一員で先輩でもあります。
WBの中でも実際にドラゴンからロンドンの街を守っているのは戦術隊(サーベルズ)と呼ばれるチームで、ノエルとニニーのチームは笛吹き隊(バイパーズ)と呼ばれるドラゴンの収穫や保護を担当しているみたいです。
“ドラゴン”とは表ロンドンの住人が制御できない異形の総称でありその形態や性質は多岐に渡る そしてそのほぼ全ての種が”資源”としてリバース・ロンドンの住人の生活を支えている(読切「BURNTHEWITCH」から引用)
従来の魔女のように箒のようなモノに乗り空を飛んで移動するノエルとニニーですが、箒ではなくブルームバギーと呼ばれるドラゴンの一種のようです。
ドラゴンの全てが全て、完全に悪といったものでは無いみたい。あくまでも表ロンドンの住人が制御できないものが人に害を成しているだけ。
(読切「BURNTHEWITCH」から引用)
リバース・ロンドンで管理をしているドラゴンですが、そのドラゴンに対しての絶対のルールが存在しています。リバース・ロンドンの住人なら誰でも触ったり管理できたりするわけではないみたいですね!
- 一般市民は決してドラゴンに接触してはならない
- ドラゴンへの直接接触は試験をパスしWBに所属した魔女/魔法使いと呼ばれる有資格者のみに許可される
違反者には禁固100年もしくは死刑という重い罰則が課せられます。
この設定だけでもかなり物語が膨らませることができそうでワクワクしますね。ルールがあるということは必ず破る者もいるので、ドラゴンを悪用して悪さをする組織があったりしたら面白い!
改めて思う。マジで連載向きの作品だ!
バルゴは友人セルビーとペットのオスシを連れて、ノエルが消えた電話ボックスを調べにいきます。そこでオスシが正体を現しドラゴン化。
ドラゴンは人間に接触すると徐々にその人間の持つ負の感情を吸収し人に害為すダークドラゴンとなる (読切「BURNTHEWITCH」から引用)
「覆面竜」と呼ばれる死体を被ってそのものになりすますドラゴンのようです。
戦術隊が演習で不在の為、笛吹き隊のノエルとニニーが対処にあたることになり、現地のバルゴらの元へ向かいます。
ドラゴンを見てもあまり動じず、バルゴとセルビーの2人を保護することを優先します。落ち着いた雰囲気からもどうやらオスシのダークドラゴンは、あまり強いドラゴンではないみたいですね!
しかし、事態は突然の急展開…
待ってニニーちゃん‼︎反応が2つーーーー(読切「BURNTHEWITCH」から引用)
(読切「BURNTHEWITCH」から引用)
なんと、バルゴの友人セルビーも「覆面竜」でした!
しかも、10年近くもの長い間、人に触れ続けたドラゴン。魔女を喰らえば不死身になれるという迷信を信じたセルビーに、ニニーがボコボコにやられてしまいます。
バルゴはロンドンの住人なので、ドラゴンは状態のセルビーを見ることができないのですが、ニニーを守る為に「いてええええ‼︎」と、自分の身を犠牲にして対抗。
噛まれている間はどうやらドラゴンの姿が見えるようになるらしく「カオ怖ぇえええ‼︎!」と言っています(笑)
終始ふざけキャラのバルゴですがニニーを庇ったり「俺はずっと…お前を親友だと思ってたよ」「そのお前が人を喰うって言ってんのにだまって置いてけるわけねえだろ!」と、あくまでも化け物だった友人を見捨てずに、大切にする思いが伝わる描写がものすごく素敵でめちゃめちゃ好感が持てるキャラクターです♪
今のはちょっとカッコ良かったですーーーバルゴさんの気持ち受け取りました 対竜絶対殺害砲‼︎‼︎ (読切「BURNTHEWITCH」から引用)
「ズドバ」と一撃で射殺されるセルビー。説得して和解エンドの流れかと思いきや、まさかの秒殺。バルゴも「え、ウソでしょ殺した⁉︎」と戸惑います(笑)
ダークドラゴンは殺す!それがルール!(読切「BURNTHEWITCH」から引用)
どうやら、ダークドラゴンは殺すのがルール付けされているみたいです。
無事に戦いが終わりリバース・ロンドンに戻ったノエルとリリーですが、ダークドラゴンを退治した2人ではなく、笛吹き隊の主任のおっさんビリーが戦術隊にまさかの異動。「なっとくいーかーなーいー!」と、駄々をこねるニニーにプレゼントがあると言うビリー。
なんと、セルビーに噛まれて「ドラゴン憑き」になってしまったバルゴをリバース・ロンドンのWBで保護することに!
ここでまたも気になるワードが登場!「ドラゴン憑き」になったらどーなってしまうのか気になるところ。少なくとも表ロンドンには居られず、首輪をかけられ保護という形なので暴走したりするのかな?
リバース・ロンドンのWBの正式名称は「尸魂界・西梢局」
何とあの前作BLEACHの舞台でもあった尸魂界(ソウルソサエティ)でした!
バルゴの頭に乗ったオスシが「ノエルちゃんパンツみせて」と言い、「オスシちゃんを黙らせます!」と言って追いかけっこをする2人の描写で物語は終了。
ニニーがダークドラゴンは殺すと言っていましたが、オスシは犬の姿でちゃっかり生きていますね?尸魂界だからなのか、それとも殺されていないのか…?気になるところですね!
まとめ
以上、BURNTHEWITCHのあらすじ感想まとめでした!
改めて思うレジェンド作家の実力の凄まじさ!
ロンドンという現実世界でありながらファンタジーな作風にドラゴンの設定やデザインとかもう完全にドストライクなんですよね…。
何度も言いますが、本当に連載してほしい!
今作もオサレさ爆発!久保帯人ワールド全開で最高に面白かった♪
ちなみになんですけど、最後のページに「この世界は終わらないーーー」という文章がありました。
でも、以前ラジオジャンプで「稲垣先生が7年休んだので、僕は15年連載したから15年休む」と言っていたので、すぐに連載は期待でき無さそうです。
週刊連載ではなく隔週連載や月一連載でも正直全然嬉しい。BLEACHの執筆中に身体を壊してるらしいし、むしろそっちの方が絶対に良いですよね。
でも改めて考えてみると、15年もほぼ休みなくBLEACHで連載を続けて、体を壊して、お金だって十分あるはずなのに、それでもこうして読切を描いてくれているだけで読者としては本当に幸せなことですよね…!
久保先生ありがとうございました!
今回の特別読切は、完全受注生産の「BLEACH イラスト集 JET」の限定特典コミック(全192P)に収録されるみたいなので、そちらも要チェックです!
詳しくは本誌の週刊少年ジャンプ33号をご確認下さい!